Morrisonsには公開商品APIがありません。そのため、Morrisonsの商品データをスクレイピングしようとする多くのチームは、フリーランサーに£2,000以上を支払うか、数日で動かなくなるApifyスクレイパーを組み込むかの二択に陥っています。
しかし、あまり知られていない第3の選択肢があります。それがAIスクレイピングです。人間のようにページを読み取るため、同じ設定でMorrisonsのカテゴリページ、ブランド一覧、セールページに対応でき、従来型スクレイパーが停止するようなレイアウト変更にも耐えられます。
本ガイドでは、Morrisons専用の商品スクレイパーを開発する費用対効果が低い理由、きれいなデータを取得しやすいページ、そしてDatablist's AI Scraping Agentを使った具体的な手順まで、詳しくご説明します。
📌 お急ぎの方向けの要点
この記事では、Datablist's AI Scraping Agentを使ってMorrisonsの商品データをスクレイピングする方法をご紹介します。
課題: Morrisonsには公開商品APIがなく、市販のスクレイパーはレイアウト更新のたびに数週間以内で動かなくなります。専用開発には£2,000以上かかり、その後も保守費用が発生します。
解決策: MorrisonsのURLを1つ指定し、平易な英語でプロンプトを入力するだけで、Datablist's AI Scraping Agentが商品をスクレイピングします。
本記事で学べること:
- Morrisons専用スクレイパーの開発がコストに見合わない理由
- 最もきれいなデータを取得できるMorrisonsのページ
- 10分以内で任意のMorrisonsカテゴリをスクレイピングする5ステップ
Datablistを選ぶ理由:
- AIスクレイピングはHTMLではなく意味を読み取るため、Morrisonsのレイアウトが変わっても処理が止まりません
- ページネーションを自動処理します(1回につき最大5,000ページ)
- コードもAPIキーも不要で、必要なのはMorrisonsのURLとプロンプトだけです
このガイドでご紹介する内容
- Morrisons専用スクレイパーの開発が割に合わない理由
- Datablist's AI AgentでMorrisons商品をスクレイピングする方法
- Morrisonsスクレイピングの詳しい手順
- Morrisonsスクレイピングのよくある質問
Morrisons専用スクレイパーが高くつく理由
Morrisons専用スクレイパーの自社開発をご検討中なら、費用を支払う前に見直していただきたい理由が3つあります。
開発費が高い
安定して動作するMorrisonsスクレイパーは、週末だけで完成するようなプロジェクトではありません。Morrisons.comの商品グリッドはJavaScriptで動的に読み込まれ、数百ものカテゴリページに分割されています。さらにレイアウトも頻繁に更新されるため、ルールベースのスクレイパーは継続的な修正が必要です。
多くのチームが試す方法と、それぞれが行き詰まる理由は次のとおりです。
- フリーランスの開発者に依頼する:初期開発だけで£2,000以上。Morrisonsの商品グリッドが更新されるたびに追加費用もかかります
- ApifyやGitHubで既製のMorrisons商品スクレイパーを購入する:初日は動いても、次のレイアウト変更から数週間以内に使えなくなります
- PuppeteerやPlaywrightのスクリプトをVibe Codingで作る:Morrisonsのページネーション、JavaScriptレンダリング、統一されていない商品カードにすぐ対応できなくなります
一度きりのスナップショットが必要なだけなら、フリーランサーへの依頼でもよいでしょう。しかし、Morrisonsの最新データを継続的に取得する必要がある場合(価格モニタリング、FMCG分析、小売アービトラージなど)、保守費用は毎月積み上がっていきます。
開発に時間がかかる
優秀な開発者に依頼しても、Morrisons向けの精度の高いスクレイパーを作るには数週間かかります。すべてのカテゴリページを把握し、レンダリング後のHTMLを処理し、ページ分割されたグリッド用のロジックを記述したうえで、セール価格が「N/A」になるケースや、年齢確認の裏に商品が表示されるケースにも対応しなければなりません。
Datablist's AI Scraping Agentなら、この開発工程を丸ごと省けます。**MorrisonsのURLを貼り付けるだけで、10分以内に構造化された商品データを取得できます。**仕様書も、例外処理に関する何度ものやり取りも、v2の完成を待つ必要もありません。
頻繁に動かなくなる
ここが本当のコストです。Morrisonsは商品グリッドを頻繁に更新します。新しいカテゴリテンプレートが公開されたり、価格要素の位置が変わったりするたびに、専用スクレイパーは動かなくなります。
そうなると、開発者へ再び費用を支払うか、ご自身の午後をデバッグに費やすしかありません。
AIスクレイピングなら、この問題を回避できます。AI AgentはHTML構造ではなくページの意味を読み取るため、Morrisonsが価格を囲むCSSクラスを変更しても、価格は価格として認識されます。
💡 決定的な違い
従来型スクレイパーは、「.product-priceクラスの要素を探し、テキストを抽出する」というルールに従います。一方、AIスクレイパーは、「このMorrisonsページから商品の価格を探す」という意味に基づいて動作します。
そのため、現在Morrisonsで使える設定は、翌月に商品グリッドが再編されてもそのまま機能します。また、サイトごとのコードを書かずにSainsbury's、Asda、Tescoへ展開できます。
Datablist's AI AgentでMorrisons商品をスクレイピングする方法
具体的な手順に入る前に、AI Scraping Agentとは何か、どのMorrisonsページならきれいな結果が得られるか、どのようなデータを取得できるか、そしてどこに制約があるかをご説明します。
Datablist's AI Scraping Agentとは?
Datablistはワークフロー自動化プラットフォームです。Leadリストの作成、データエンリッチメント、スクレイピングワークフローの実行にご利用いただけます。Datablistには60種類以上のsourceとenrichmentが用意されており、AI Scraping Agentは小売サイトから商品データを抽出する際に使う機能です。
**Agentは3つの要素を組み合わせて動作します。**対象URL、抽出内容を指定するプロンプト、そして人間のようにページを読み取る言語モデルです。
Morrisonsをスクレイピングする場合、プロンプトをご自身で書く必要すらありません。Datablistには、プロンプトと出力列があらかじめ設定されたRetail Product Scraperテンプレートがあります。MorrisonsのURLを貼り付ければ、残りはテンプレートが処理します。
AgentがMorrisonsを処理するうえで、特に重要なのは次の3点です。
- デフォルトではOpenAI GPT 4.1 miniを使用。AIスクレイピングにおいて価格と性能のバランスに優れたLLMです
- Render HTMLに対応。Morrisonsの商品グリッドはJavaScriptで読み込まれるため必須です
- 1回につき最大5,000ページまでページネーションを自動処理
同じ設定を変更せず、英国のほかのスーパーマーケットにも展開できるのはこのためです。Sainsbury's、Asda、Tescoでも、同じAgent、同じテンプレート、同じ設定を利用できます。変えるのはURLだけです。
最重要ルール:ブランド・カテゴリページのみ
**必ずMorrisonsのカテゴリページまたはブランドページをスクレイピングしてください。**ホームページや「全商品」ページは対象にしないでください。大規模なリストはAI Agentのコンテキストウィンドウを超え、途中から再開できないまま処理が停止し、クレジットが無駄になります。
AI AgentがMorrisonsで安定して処理できるページは次のとおりです。
- ✅ morrisons.com/
/... 配下のカテゴリページ - ✅ ブランドページ(特定メーカーの商品一覧)
- ✅ セール・キャンペーンページ
避けるべきページ:
- ❌ Morrisonsのホームページ
- ❌ 「全商品」ページやサイト全体の検索結果
- ❌ 1つの無限スクロールに数千商品を読み込むページ
Morrisonsから取得できるデータ
Morrisonsで1回処理を実行するだけで、価格モニタリング、競合調査、既存カタログのデータエンリッチメントに必要な商品情報を取得できます。
- Product Name:MorrisonsのWebサイトに表示される完全な商品名
- Product URL:morrisons.comの商品ページへの直接リンク
- Brand Name:商品のメーカー名
- Price:£記号を含む現在のGBP価格
- Sale Price:Morrisonsのキャンペーン実施中は割引価格、対象外なら「N/A」
- Product Category:商品が属する売り場または部門
- Availability:在庫あり、在庫切れ、または残りわずか
- Rating:Morrisons上に表示されている場合のカスタマー評価
- Image URL:メイン商品画像への直接リンク
- SKU:Morrisons社内の商品ID
実行前に必要な出力項目を選び、実際に使う列だけがエクスポートされるようにしてください。
Morrisonsスクレイピングの手順
Morrisonsのスクレイピング設定は、5ステップで完了します。始める前に、次の2点をご用意ください。
- MorrisonsのカテゴリまたはブランドページのURL(ホームページは不可)
- 必要な商品フィールドの大まかなリスト
ステップ1:登録してCollectionを作成する
まず、Datablist.comに登録します。
次に、New Collectionを作成します。
ステップ2:AI Scraping Agentを開く
- See all sourcesをクリックします
- 下へスクロールし、***AI Scraping Agent (Site Scraper)***を選択します。
次のようなsource設定画面が表示されます。
ステップ3:Retail Product Scraperを選びURLを貼り付ける
- Template Drop-Downをクリックし、「Retail Product Scraper」を選択します
- URLフィールドにMorrisonsのカテゴリURLを貼り付けます。例:
https://groceries.morrisons.com/browse/fresh-176716
❗️ ブランド・カテゴリページのみ(再確認)
Morrisonsのホームページや「全商品」のURLは貼り付けないでください。大規模なリストはAI Agentのコンテキストウィンドウを超えてしまいます。Morrisonsはカテゴリごとにスクレイピングしてください。
- スクレイピングするページ数を設定します(Morrisonsでは通常、1ページに約36商品が表示されるため、200商品のカテゴリならおよそ3〜4ページが必要です)
- 下へスクロールし、Continueをクリックします
💡 Continueをクリックする前にAdvanced Settingsをご確認ください
次の項目が有効になっていることを確認します。
- LLM:OpenAI GPT 4.1 mini(性能と価格のバランスが最良)
- Max Iterations:10
- Website Scraper Option: Render HTML(Morrisonsでは必須。商品グリッドがJavaScriptで動的に読み込まれるためです)
ステップ4:出力項目を設定する
Datablistが出力プロパティを自動で作成します。
不要な出力項目はX Iconsをクリックして削除します(たとえばMorrisonsの価格だけをスクレイピングする場合は、Ratingを削除します)。
ステップ5:実行する
出力項目を設定したら、Run Import NowをクリックしてMorrisonsのスクレイピングを開始します。
数分後、Morrisonsの取得結果が次のように表示されます。ここからDatablistのワークフロー自動化機能を使って、データのクリーニング、重複排除、エクスポートを行えます。
💡 Morrisonsの再実行時に重複を防ぐ方法
後日、同じMorrisonsカテゴリを再びスクレイピングする場合は、次のように設定します。
- 一意の識別子となる列を選びます(Product URLが最適です)
- 列ヘッダー → Rename - Settings - Deleteの順にクリックします
- Do not allow duplicate valuesにチェックを入れます
- Save Propertyをクリックします
Sainsbury's、Asda、Tescoのデータも同じファイルへ取り込む場合は、CSVファイルから重複を削除する方法のガイドで、小売サイトをまたいだ重複排除をご確認いただけます。
Datablist's AI Agentは他の小売サイトにも対応
この設定はMorrisons専用ではありません。同じAI Scraping AgentとRetail Product Scraperテンプレートを、これまで試したすべての英国スーパーマーケットで使用できました。変更するのはURLだけです。
同様の小売サイトからも商品データを取得する場合は、以下の手順ガイドをご覧ください。
押さえておきたいポイント
- **Morrisons専用の商品スクレイパーはコストに見合いません。**開発費は£2,000以上で、その後も保守費用がかかり、Morrisonsのレイアウト更新によって定期的に動かなくなります。
- **AIスクレイピングはHTMLではなく意味を読み取ります。**そのため、商品グリッドが変わってもMorrisonsの商品を取得し続けられ、サイト別のコードなしでSainsbury's、Asda、Tescoにも展開できます。
- **必ずブランドまたはカテゴリページを対象とし、ホームページは避けてください。**大規模なリストはAgentのコンテキストウィンドウを超え、実行が無駄になります。
- **すべての設定は5分以内で完了します。**テンプレート、URL、出力項目を指定して実行するだけです。
Morrisonsスクレイピングのよくある質問
Morrisons商品のスクレイピング費用はいくらですか?
Datablist's AI Agentは、使用量に応じたクレジット制です。Morrisonsで1回実行する際の費用は、Agentが処理する商品数とページ数によって異なります。Datablistのプランは月額$25からで、5,000無料クレジットが含まれます。追加パックは20,000クレジットあたり$20からで、大容量パッケージには最大35%のボリュームディスカウントが適用されます。
Morrisons全商品を取得するにはどのくらいかかりますか?
50〜200商品を掲載する一般的なMorrisonsカテゴリページなら、5〜10分でスクレイピングできます。ページネーションされた複数カテゴリにまたがる大規模な処理(500商品以上)は、10〜20分ほどかかる場合があります。初回設定には、別途2〜3分ほど必要です。
全商品ではなくカテゴリページを使うべき理由は?
Morrisonsの「全商品」ページは、1つのレンダリング済みページに数千点の商品を読み込みます。その結果、AI Agentのコンテキストウィンドウを超え、Agentが途中で停止します。再開機能もないため、処理済みの一部も無駄になります。カテゴリページやブランドページなら安全な範囲に収まり、安定してスクレイピングできます。全商品を網羅したい場合は、後から1つのCollectionへ統合できます。
Morrisonsのセール価格やキャンペーンも取得できますか?
はい。Retail Product Scraperテンプレートには、Sale Priceの出力項目があります。Morrisonsでキャンペーンが実施されている場合は割引価格が取得され、キャンペーンがない場合は「N/A」が返されます。カテゴリをまたいでキャンペーンの有無を絞り込む際にも便利です。
英国でMorrisonsをスクレイピングするのは合法ですか?
一般公開されているMorrisonsの商品データ(商品名、価格、在庫状況)のスクレイピングは、公開Webデータに適用される原則に基づき、英国では一般的に合法です。ただし、Morrisonsの利用規約を確認し、個人データの取得を避け、リクエスト数を妥当な範囲に抑える必要があります。商用利用の場合は、法務チームにもご確認ください。
Morrisonsはスクレイパーをブロックしますか?
一般公開されている小売サイトとして、MorrisonsのBot対策は通常それほど厳しくありません。特にRender HTMLを有効にすると、Datablistを使った処理の多くは初回で成功します。カテゴリページからデータを取得できない場合は、ページ数を減らして再実行するか、より細かなサブカテゴリに分けてください。
Morrisonsの価格監視を定期実行できますか?
はい。Datablistのワークフロー自動化機能を使えば、定期実行を設定できます。一意の識別子となる列(Product URLが最適です)と重複防止設定を組み合わせることで、Morrisonsの再実行時に既存商品を重複させず、新しい商品だけを追加できます。
コーディング不要でMorrisonsを取得できますか?
コーディングスキルは一切必要ありません。すべてノーコードで完結します。Retail Product Scraperテンプレートを選び、MorrisonsのURLを貼り付け、出力項目を指定して実行するだけです。文章を1つ書ければ、DatablistでMorrisonsをスクレイピングできます。
スクレイピングに適したMorrisonsのカテゴリは?
morrisons.comの標準的な食品・日用品カテゴリが、最もきれいなデータを返します。具体的には、生鮮食品、冷凍食品、ベーカリー、飲料、家庭用品などです。ブランドページも適しています。キャンペーンページや「Last chance」ページは、異なる形式の商品カードが混在するため、ややノイズが増える場合がありますが、AI Agentなら実用的なデータを取得できます。
AI Agentはページネーションを自動処理できますか?
はい。Enable Paginationを有効にすると、AI Agentは設定した上限までMorrisonsカテゴリ内の全ページを巡回します(デフォルト10ページ、最大5,000ページ)。1ページに36商品が表示される240商品のカテゴリなら、ページネーションを10に設定すれば全商品を取得できます。
AIスクレイピングとは何ですか?
AIスクレイピングとは、固定されたHTMLルールではなく、言語モデルを使ってWebサイトから構造化データを取得する手法です。Agentがページへアクセスして内容を読み取り、平易な英語で指定したフィールドを返します。Morrisonsのように頻繁にレイアウトを更新するサイトでも安定して使えるのは、この仕組みのおかげです。
AIスクレイピングと従来のWebスクレイピングの違いは?
従来型スクレイパーは、CSSセレクタやXPathなどの固定ルールに従います。サイトが変われば、そのルールは動かなくなります。AIスクレイピングはページの意味を読み取るため、マークアップが変わってもMorrisonsの価格を価格として認識できます。そのため、Datablistの同じ設定を、サイト別のコードなしでSainsbury's、Asda、Tescoにも利用できます。















